第二のバリ島と呼ばれるロンボク島
「ロンボク島」は、インドネシアのビーチリゾート「バリ島」から東へ約50km、航空機で約30分、首都のジャカルタから航空機で約2時間の距離に位置し、手付かずの自然や美しい白砂ビーチ、透明度の高い海と30年前のバリ島とも言われる素朴な島の雰囲気が魅力となっています。面積はバリ島より少し大きく、ロンボクとは「とうがらし」という意味です。バリ島のようにリゾート開発が進みつつありますが、まだまだ静かで透明度の高い海でのシュノーケリング、ダイビング、サーフィンなどを楽しめ、ホテルでのリゾートライフも満喫できるおすすめのシークレット・アイランドです。またロンボク島の北西部に並んだ三つの島(ギリ・アイル、ギリ・トラワンガン、ギリ・メノ)からなるギリ・アイランドの西側に位置する3島の中で最も大きいトラワンガン島は、「パーティーアイランド」として有名です。
今ではクタエリア(マンダリカ観光経済特区)の開発が進み、国際サーキット場が完成し、五つ星ホテルの完成やヨットハーバー開港など一番注目を集めるエリアになりました。
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ロンボク島の特徴
ロンボク島の面積は日本の和歌山県くらいの大きさになります(4,725㎢)。南北、東西ともに約80㎞の島には約300万人ほどの人口がいるとされています。
宗教はバリ島のヒンドゥー教とは違いイスラム教がほとんどを占めているため、島の至る所には礼拝堂であるモスクが点在しており、1日に何度もお祈りの音楽が島中に流れています。
ロンボク島はバリ島の近くにありながら、宗教や文化、生態系などが全く異なります。二つの島の間にあるロンボク海峡には、オーストラリアとアジアの生態系を分ける境界線で生物地理上の「ウォーレスライン」が通っているため、両島では異なった動植物が育つ環境となっています。内陸部にはリンジャニ山 (3726 m) がそびえ、南麓には広いサバンナが広がり、ヒンドゥー教とイスラム教の儀礼が共存した独特の文化を形成しています。
ロンボク島の旅行のベストシーズン
熱帯モンスーン気候に属属するロンボク島は、インドネシアは赤道直下に位置し、乾季と雨季の2つの季節があります。年間を通して平均気温は約28度と高温多湿な熱帯の気候となります。
乾季は4月から10月までで湿気が少なくカラッとした気候で、日本の夏より過ごしやすい天気が続きます。湿度が低いため、日によっては夜間は肌寒く感じるほど昼と夜の気温差があります。ベストシーズンとなる5月~8月は天気も良く、観光やアクティビティを楽しむには絶好の時期になります。暑さ対策と合わせて屋内の冷房もかなりきついので両面から対策をしましょう。
雨季は11月から3月までで湿度もかなりあり、蒸し暑い日が続きます。毎日雨が降るというわけではありません。曇りの日が多くなり、雨が降るのは一日に多くても2~3時間ということが多く、スコールが一気に降って、その後は青空が広がり、明るい太陽・美しい夕焼けが輝きます。しかし激しい雨の場合に排水設備の良くない地域では被害もありますので注意しましょう。
ロンボク島の服装
ロンボク島では、年間を通して日中は基本的に日本での夏の服装で大丈夫ですが、雨が降った時や朝晩に肌寒くなることもありますので薄手の長袖や軽く羽織れる上着があると良いでしょう。また日差しが強い為、帽子やサングラスなどを紫外線対策として上手に使いましょう。あまり肌を焼きたくない方は、日焼けや紫外線対策としてUV対策グッズや薄手の長袖などで対応が必要となります。屋外との気温差がありますので冷房が効いた室内では薄手の長袖や軽く羽織れる上着などがあると便利ですので臨機応変に対応できるように準備しましょう。